前に守備のことについて書きましたが、今回は打撃のことについて
野球ってバッターが打つ順番があるのはご存知ですか?
実はあの順番にも意味があるんです。
打順について
打順っては基本的には1番~9番まであります。
スコアボードに表示されている数字の横に、数字やアルファベットが書いてあることがありますよね。
あれば、その選手の守備位置を表しています。
詳しくはこちら
https://www.tabiyasha.jp/2017/04/08/post-129/
いやいや、10人書いているところがあるじゃないですかって人もいるでしょう。
プロ野球だと、パ・リーグで見られると思います。
あれは、指名打者(DH)といって、ピッチャーの代わりに打撃専門の人が打順に組み込まれている関係でそうなっています。
打順のざっくりとした概念について説明していきますね
1番
基本的には、塁に出るのが一番うまいバッターが起用されます。
ヒットを打てたり、足が速かったり、フォアボールを選ぶのが上手かったりといったように、とにかく塁にでることを重視されます。
また、ちょっとレベルが上がると、1番バッターは偵察として先発ピッチャーの球の速さや変化球の曲がり具合をチームのみんなに共有する必要があるため、観察力が長けていると最高です。
2番
1番が出塁した時に、いかに次の塁に進めることができるかを重視されます。
バントでもいいし、弱いゴロを打つでも良し、とにかく小技が効く選手が起用されることが多い。
3番
2番が進めたランナーを返すことができるチャンスに強いバッター、もしくは自ら塁に出てチャンスメイクができる選手が起用されます。
打撃が良くて足も速い人が多い印象。
4番
打線の要とされ、得点力のある選手が起用されます。守備でいうショートのように、チームで一番の打力を持つ選手が4番に座っています。
長打力を持っているというイメージが先行しがちですが、4番の仕事は点を稼ぐこと。いかにチャンスの場面で打てるかが4番の特徴です。
5番
4番に引き続き、打力に長けている人が起用されます。長距離というよりかは、中距離打者が多い印象。
6番
3番~5番はクリーンナップと呼ばれ、ランナーをホームに返して得点するのが仕事なため、打力に長けている人が多い。
6番は、自らチャンスメイクをできたり、ランナーがいるときには得点ができるようなバランスのとれた選手が起用されることが多めです。
7番
けっこう中途半端なところです。
いわゆる下位打線と呼ばれる部分の始まりであり、打力はあまり重視されません。
ここに強打者を置けるチームは選手層が厚いとされることが多いです。
8番
打撃が不得意な人が起用されることが多いポジション。
9番じゃないの?って思う方もいるかもしれませんが、9番は1番バッターにつなげる役割があるため、意外と重要なところ。
高校野球なんかではピッチャーが8番で起用されることが多めです。
9番
打撃が一番弱い選手を置くこともあれば、出塁率が高い選手を起用するこもある。
ここに誰を置くか、その監督の采配のお楽しみポイントだったりします。
プロ野球では基本的にピッチャーが起用されます。
以上、ざっくりとした説明でした。
打順って奥が深い
今回紹介したのはあくまでテンプレート通りの意味合いです。
選手の状態やチーム事情、戦う相手によって打順が持つ意味合いも変わってきます。
その駆け引きを見るのも野球の醍醐味の一つですね。