テレワークを快適に過ごすため、最近はマウスから改善を図る人がめちゃめちゃ増えていて、トラックボールを検討している人が急増しています。
僕も3ヶ月前まではその1人で、トラックボールを導入しようかどうか、いろんなレビューを見ながら比較していました。
導入から3ヶ月が経ちましたが、ハマりすぎてて2個目のトラックボールを買うまでに至りました。今ではもう手放せないほどに虜になってしまいました。
自宅と職場で使用しているんですが、持ち運びが面倒になったので職場用のものを買うことに 。自宅用で購入を検討している方も多いと思いますが、実際にオフィスワークへの導入にも強くおすすめします。
自宅での利用だけでなく、職場でも使用してみて3ヶ月が経ったので、良いところと悪いところを含めて紹介します。
目次
トラックボールなしの生活にはもう戻れない
もうトラックボールがない生活は考えられません。いや、まじで。
僕の周りにも、ERGO M575が発売されたことがきっかけでトラックボールを導入した人が多いのですが、みんな見事に沼にハマっています。
僕自身は自宅ではMacBook、職場ではThinkPadで使用しているんですが、トラックパッドで作業するよりも圧倒的に快適になりました。作業効率の向上はもちろんですが、カーソル操作における疲労が軽減したことや、作業時の姿勢が増えたことが虜になった要因です。
ただ、さすがに3ヶ月も使用していると、良いところだけでなく悪いところも見えてくるので、忖度なしでレビューしていきます。
これから導入を検討している人が、後悔しない選択をできるよう、全力レビューします!
ERGO M575を作業に導入するメリット
- 腕が疲れないポジションで保つことができる
- マウスに対して、ソフトウェアごとにショートカットの割当ができる
- マウスを使うときのスペースを取らない
- レシーバーを入れ替えれば、他人のPCも操作しやすい
腕が疲れないポジションで保つことができる
マウスやトラックパッドを使用するときって、どうしても手首を動かす必要があるため、長時間の作業をしていると前腕部や肩周りに疲労が蓄積していきます。
マウスを持ち上げる、動かす、この動作が長時間にわたると筋肉が疲労してくる腕のポジションになってしまうのが通常のマウスです。
対してトラックボールの場合、手首から先は動かす必要がなく、親指・人差し指・中指の3本だけで操作することができます。
これの何が良いかと言うと、マウスを動かしたり、持ち上げたりするときに使用する前腕部分の筋肉を使用せずに済むため、腕および肩周りの疲労が大幅に軽減されます。腱鞘炎の対策として導入がおすすめされることが多いトラックボールですが、右腕全体の疲労軽減におすすめです。
マウスに対して、ソフトウェアごとにショートカットの割当ができる
これはLogicoolが提供しているLogiOptionというソフトウェアを使用する必要がありますが、ERGO M575やMX ERGOなどのLogicool製品はショートカットの割当ができます。
しかもこれはソフトウェア単位で変えられるため、複数のソフトウェアを横断して作業する人におすすめです。
僕はAdobeのLightroomをよく使用するのですが、進むボタンに対して「,」、戻るボタンに対して「-」を割り当てていて、数値の増減をキーボードを使用せずにできるよう設定しています。

「キーストロークの割り当て」を選択すると、特定のショートカットを割り振れるため、入力が面倒なショートカットをマウスに登録することで大幅な作業効率の向上に期待できます。
マウスを使うときのスペースをとらない
マウスを動かす必要がないため、マウスを置く場所さえあれば使用できます。必ずデスク上に置く必要もなく、メモ用紙の上に置いても動作するため、とにかく置ける場所であればなんでもいいです。
僕はメモや書きなぐり用に使用している、大きめのノートの上に載せて使用することが多いです。
近くにペンを置いておけば、マウス操作からメモ書きへの動作が最小限で済むのでおすすめです。ペンを近くに置いていても、そもそもマウスを動かさないので邪魔にならないのがありがいポイント。

レシーバーを入れ替えると他の人のPCが操作しやすい
これはオフィスワークをしている人向けの情報ですが、M575ってレシーバーでも動くので、他人のPCに繋いでも5秒くらいで使えるようになるんですよ。
なにかしら操作のヘルプが必要になった際、通常だとその人が使用しているマウスを借りる必要があるうえに、距離感もやや近くなってしまいがち。
トラックボールの場合だと、手のひらの上に載せても動作するため、レシーバーだけ自分のPCから同僚のPCに差し替えて、少し離れたところから操作することができます。
他人との物理的距離が求められる世の中ですから、お互いが気持ちよく距離を保つことができて非常に便利です。
ERGO M575を作業に導入するデメリット
- ごみの除去が頻繁に必要
- 持ち運ぶときに意外とスペースをとる
- 慣れてしまうと、忘れたときに作業効率が半減する
- Mac OSで使用すると、ホイールの動作が通常の逆になる
ごみの除去が頻繁に必要
地味にしんどいのが、ボールの台座付近にごみがめっちゃたまります。
写真だと伝わりにくいんですが、ボールが埋まっている部分に、3つの突起がありまして、これのおかげでボールを円滑に回すことができています。そしてここ、おそらく手垢がめっちゃたまります。
ごみが溜まってくると、ボールを動かしているときに引っかかっているような、詰まっているような感覚になってきます。そうなったら掃除する頃合いです。
掃除自体は非常に簡単で、溜まっているカスを除去するだけで済みます。5秒くらいで終わります。
体感的には1〜2時間おきに除去しなければいけないため、ストレスに感じる人は少なくないと思います。
僕自身は、小休憩と同時に除去しているため、ストレスには感じていません。
ボール自体は簡単に外すことができるため、手持ち無沙汰になったらペンを分解する感覚でボールを外して遊んでいることが多いです。
持ち運ぶときに意外とスペースとる
机の上ではあんまりスペースとらないんですが、バッグなどで持ち運ぼうとすると意外とサイズが大きいのがちょっとした難点。
通常のマウスの1.5倍くらいのスペースが必要なため、ガジェットポーチで持ち歩いている人や、小さめのバッグを使用している場合には少し注意が必要です。
専用のサイズに設計されたケースなども出ているので、持ち運び時に活用できそう。
慣れてしまうと、家に忘れたときの作業効率が半減する
トラックボールでの作業に慣れてしまうと、自宅にマウスを忘れたときの職場での作業効率が半減します。
僕の場合はノートPCのマウスとして使用しているため、忘れた日はタッチパッドで仕事をしなければいけなくて大変でした。
ハマってしまった場合には、職場用にもう1個買わなければいけないので、容量用法にはご注意ください…!!
Mac OSで使用すると、ホイールの動作が通常と逆になる
MacBookでマウスを使用すると、ホイールの動作が通常と逆になります。
これ、MacBookのトラックパッド用の設定になっているのが原因です。
システム環境設定→マウス→スクロールの方向:ナチュラル→チェックを外す
これで動作は改善しますが、これをするとトラックパッドのスクロール動作が逆になります。
どちらかを犠牲にしなければいけないため、トラックパッドを使用する場面が多い方は注意が必要です。
マウスを毎日使うなら持っておきたい1台
ERGO M575は、ごみが頻繁にたまる問題を除けば、快適意外の何者でもないマウスです。
最初は親指での操作に慣れるまでに少し時間がかかりますが、3日もあれば超快適になります。
価格は6,000円程度と、マウスへの投資としては少し高めですが、作業効率が爆発的に改善することを考えればかなり安いかと…!
この上位機種であるMX ERGOも気になるんですが、充電端子がUSBタイプB端子なのが気に食わないんですよね。タイプCにリニューアルされたら絶対に買います。