せっかく死ぬ気で実習を乗り越えて、飽きるほど国試の勉強して、やっとの思いでゲットした理学療法士ってお仕事ですが、そろそろ辞めたくなってませんか?
僕は1年目で理学療法士を辞めて転職した身ですが、理学療法士が転職を決断するには1年目ってけっこういいタイミングだなって思っています。
実際にどんなメリットがあって、どんな行動をとればいいのかについて書き連ねました。参考になれば幸いです!
目次
理学療法士から転職するなら1年目のうちに
僕自身も理学療法士を1年目で退職していて、そろそろ退職して1年経つわけですが、自分がPT以外の仕事に就いてみて感じたことや、周りを見ていて感じたことは以下の通り。
理学療法士を1年目で退職するにしても、選択肢は大きく2つ。PT自体を辞めるか続けるか。
1年目で転職した場合に、それぞれでどんな良いことがあるのかをざっくりまとめました。
退職後もPTを続ける場合
[box05 title=”PTを続ける場合のメリット”]
- 病院の風習に染まりきっていない
- 専門性を確立でいていないため、なんでも勉強できる
- 採用にかかるコストが低く、施設側としても採用しやすい
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ざっくり解説すると、1年目で他の病院や施設に転職する場合、逆に1年目で退職した人材は重宝されると僕自身は考えています。最初の職場を1年で辞めた実績があるため、定着しないんじゃないかと思われてしまいがちですが、そこを見極めるのが人事の役目です。僕たちが気にするところではありません。
転職先の病院や施設で、理学療法士としてのキャリアを積むためには、転職先をしっかりと考えて選んで受ける必要があります。病院側としては、経験歴が浅いPTには即戦力を求めていないため、どのくらいポテンシャルがあるか、法人に定着する人材かどうかを重要視すると思われます。
そのためにも、マイナビコメディカルとかMED fitとかを利用し多くの求人に目を通して、多くの情報を触れておく必要があります
退職後にPTを続けない場合
[box05 title=”PTを辞める場合のメリット”]
- 理学療法士に染まりきっていない
- 年齢的にまだまだ若いため、余裕で遅れを取り返せる
- 若手人材を求めているkぎようが多い
[/box05]
そもそも理学療法士として働いていて、将来に価値を見いだせない場合や、モチベーションを落とし所を完全に見失ってしまった場合の選択肢が理学療法そのものを退くことです。僕自身がこの選択肢を選びました。
1年目理学療法士のほとんどは、3年もしくは4年制の学校を卒業して就職しているため、年齢は21歳もしくは22歳で就職する人がほとんど。仮に1年目で転職したとしても、浪人や留年、院卒と同じ年齢なわけです。理学療法を1年続けていたことで、世間から置いていかれている感覚や、取り返しがつかない時間なんじゃないかと思われがちですが、冷静に考えてみるとそうでもありません。
早めにPTを退いて、早めに病院以外の仕事に慣れれば、遅れていると思っていたものも余裕で取り返せます。むしろ劣等感を抱いた状態で、なんとしても遅れを取り戻したいという気概を保ち続けることができれば、追いつくどころか追い越すこともできてしまうでしょう。
何よりも早く行動を始めることが肝心です。
PTを続けて、他の病院や施設に転職する選択肢
転職したいと思った理由が、職場環境や待遇面だと感じた場合には理学療法士として働き続けることを選ぶ人がほとんどと思われます。理学療法士って最低でも3年は続けないと、転職しにくいんじゃないかって思われがちですが、意外とそうでもありません。
理学療法士ってそもそも離職率がかなり高い職種なため、病院側としても人材の確保が最優先なわけです。病院側としても、理学療法士がいることで、算定できる単位数の上限が上がるため損はしないわけです。
法人に定着する人材か、勉強熱心かどうか、人の命を守り抜く知識と注意力があるかどうかが決め手になってくると思われます。
転職する側としても、むやみやたらに履歴書を送りまくるだけではなく、病院や施設を運営している法人の理念や特徴、自分がここで働くことができたら何が得られるのかまで考えて選び抜く必要があります。ただでさえ多額の昇給が見込めない理学療法士という職種で、何も得られず、何もわくわくせず、ただ時間を過ごすだけだと時間がもったいないですし、何より患者さんに悪影響を及ぼしてしまいます。
自分が理学療法士として、どんなキャリアを積んでいきたいのかをよく考えて行動するとミスマッチを防ぐことができます。1番最悪なのは、次の職場も1年程度で退職してしまうこと。
2回目となると、採用側からの見栄えはよくありません。いくらやる気があるとはいえど、信頼することは難しくなってくるでしょう。
もし、次もまた転職を考えている場合には、自分のやりたいこと、進みたい道とマッチするところに就職することが重要です。これを意識することで、今後のキャリアを積みやすくしていくことができます。
PTを辞めて他の仕事に転職する選択肢
前述の通り、PTを辞めて他の仕事に転職したところで、ちょっと遅れて社会に出た人たちと同じくらいの年齢なわけです。むしろ理学療法という、普通に生きているだけでは見ることのできない世界を見ているわけで。自分が勉強してきたことは、普通に生きていると得られない知識ばかりなので、他の人よりも何かのときに使える知識がプラスの状態でスタートするわけです。
僕自身は派遣で携帯販売の仕事をしていますが、ご高齢の方々の健康相談を雑談に取り入れることで成約につなげたり、お客様の一挙手一投足をくまなく観察することで、提案するタイミングを図れたりと、何かと前職の経験が活かされる場面が多いのです。
ただ、自分よりも早く一般社会での仕事をスタートさせた社会人1年目よりも遅れをとっていることは事実なので、仕事に就いたあとは通常よりプラスの努力が必要です。また、1年目での転職とはいえ、世間の扱いは「中途採用」として見られます。
世間的には、中途の採用枠では即戦力しか採らない場合が多く、理学療法士を1年で退職していきなり正社員で中途採用ってのはなかなか難しい話かもしれません。
いきなり正社員ではなく、派遣社員で仕事の実績を積んで、その実績を引っさげてから改めて転職活動をするのが、より堅実な手段かと思われます。
いずれにせよ、転職を考えているのであれば、一刻も早く行動することを強くおすすめします…!!
PTを続けながら他の仕事を始める選択肢
そもそもPTを辞めなくても、老健やデイサービス等の非常勤として働いて、非常勤として勤務している以外の時間帯で新しい仕事を始めるという選択肢もあります。
理学療法の国家資格ってけっこうすごくて、非常勤のアルバイトでも、時給1,500円〜2,000円程度で雇ってくれるところがけっこう多いのです。老健やデイサービスの場合、安全管理には細心の注意が必要なものの、急性期や回復期のような治療しなければならないという責任感からは少し免れることができます。
何かに挑戦をする傍らで、理学療法の国家資格を使ったアルバイトをして食いつないでいくというのも選択肢の1つとしていれておくとだいぶ楽になれます。
新卒1年目の理学療法士が転職活動をする際は、転職エージェントを必ず使い倒すべし
1年目で転職する場合、履歴書や職務経歴書の書き方がめちゃくちゃ大事になってきます。
経験年数が多くなると、履歴書に書ける資格の数や、職務経歴書に書ける仕事の実績も多く所持しています。自分のアピールをするまでもなく、資格や仕事の実績がすべてを語ってくれます。
対して1年目PTの場合、新プロを受講し始めたばかりだったり、研究活動にようやくとりかかるところだったり、何か病院内外のプロジェクトにも携われない場合がほとんどと思われます。つまり、実績として提出できる仕事がほとんどないわけです。
そんな中でも、転職の際には履歴書と職務経歴書は出さなければならず、当然のように薄っぺらいものになります。
そんなときに役立つのが転職エージェント。
履歴書や職務経歴書を転職活動で勝てるように添削・指導してくれるだけではなく、ネットには転がっていない非公開求人の紹介だけでなく、実際に書類が撮ったあとの面接練習、そもそものキャリアを考える面談などをすべて無料で行ってくれます。
エージェントに赴くまでの交通費等はかかりますが、転職活動における悩みのほとんどを解決に向かわせてくれることが期待できます。
自分1人で転職活動をするのはもちろん良いのですが、転職エージェントを利用して、勝てるノウハウを無料で学ぶことによって、自分1人で行う転職活動の勝率をあげることに繋がります。
転職活動に不安な方はもちろんのこと、自信がある人でも転職エージェントを利用することを強くおすすめします。
[jin-iconbox12]転職エージェントは履歴書の添削から面接指導まで、転職にかかるサポートはすべて無料でやってくれる[/jin-iconbox12]
おすすめの転職エージェント
理学療法を続ける場合におすすめ転職エージェント
理学療法士の転職は、基本的には知り合いからの紹介がほとんどだとは思いますが、待遇や環境などの客観的な要素から判断するのも悪くはありません。まずは転職エージェントに登録してみて、転職の相場感をみておくと動きやすいはずです。
マイナビコメディカル
転職エージェントの大手である、マイナビが運営しているサービス。マイナビのサービスのなかでも医療、特にコメディカルに特化しています。また、首都圏だけではなく全国の求人を取り揃えているので、比較材料としてはもってこいのサービスです。
全国的にも知名度が高い企業のため、信頼がおけるサービスです。
MED Fit
上述のマイナビコメディカルは、理学療法の求人を探す場合には超大手にあたりますが、MED Fitはマイナビコメディカルと比較すると規模感はやや小さめのため、転職の相談をしたり、各種サポートを受けるにはうってつけです。
また、PTだけではなく、OTやSTなどの医療職も募集しており、会員登録したあとに友達を紹介すると商品券をもらえるキャンペーンを実施しているので、是非とも周りの転職希望の友達と一緒に登録してみましょう。
マイナビコメディカルと同様に全国希望で募集していることに加え、MED FitはLINE@での情報配信もしているため、何もしなくても情報が手軽に入ってくる最高な環境をつくれます。
理学療法士を辞める場合におすすめ転職エージェント
理学療法士から一般の仕事に転職する場合、転職エージェントにまずは相談した方が、後の転職活動を有利に進めることができます。また、就業したい業界、例えば飲食やITなど1つの分野に特化したエージェントに相談するとなお良いです。
就職Shop
リクナビやリクルートエージェントでおなじみのリクルートキャリアが運営する、既卒・フリーター向けの就職相談サービスです。リクルートの情報量に加えて、丁寧なキャリサポートが受けられると評判のサービスです。
サービスを通して企業の応募する際には書類選考がないのが就職Shopの特徴。僕も散々落とされてきた書類選考がないのは、転職活動においては最大のメンタルケアになります。
ウズキャリ既卒・第二新卒
人材サービスの超大手、というわけではありませんが、最近勢いがあるウズキャリもおすすめです。新卒から3年以内の第二新卒に特化したウズキャリ第二新卒、既卒・フリーターのサポートに特化したウズキャリ既卒と、ニーズに合わせて特化したサービスが用意されています。
ブラック企業の徹底排除を掲げており、離職率/労働時間/社会保険の有無/雇用形態などでウズキャリ独自の厳しい基準が設けられています。内定獲得まで徹底的にサポートすることを掲げており、大手ではできない、個人に対しての手厚いサポートが魅力。ウズキャリを通して入社した場合の定着率は93%と非常に高い数字を叩き出している様子。
アウスタ
そもそも僕が勤めている会社です。
就業可能な場所は、関東圏内と愛知・静岡、札幌・函館と場所は限定されますが、上記のウズキャリよりもより手厚いサポートができます。
相談も、LINEでのメッセージのうやりとりや、Zoomなどを使用したビデオチャットでのオンライン面談など、個々人の都合に合わせてのサポートが可能です。
休日がなかなかとれない場合でも、お仕事が終わったあとの時間で相談に乗れますし、遠方の場合でもオンラインでやり取りが可能です。
遠方の方の場合はLiving Tokyoという、上京後の住まいと仕事を提供するサービスを展開しているため、安心して上京してくることができます。
これに関しては、僕への相談でもけっこうですので、ぜひともLINE@へご連絡ください!
ちゃんと情報を取捨選択して、より良い転職を!
情報の取捨選択を誤ると、一気に労力と時間を無駄にしてしまうのが転職活動です。しっかりと質の良い情報をゲットして、より良い仕事をゲットしてください!
[box05 title=”今回紹介した転職エージェントまとめ”]
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