こんにちは。スガワラ(@carex_take_blog)です。
私は現在、理学療法士として病院で勤務しているのですが、12月いっぱいで退職します。
「新卒で入ったのに早すぎる」
「せっかく資格をとったのにもったいない」
などなど、いろんなご意見をいただきました。
ただ、ブロガー界隈にありがちな
「会社辞めてプロブロガー目指します!」
「会社員はクソだから自由に生きてやる!!」
となるつもりはなく、会社員になるべく転職活動の真っ最中です。
目次
退職に至った理由
今回、退職に至った理由は大きく3つ
- ブログ、ツイッターでやらかした
- そもそも理学療法士自体にわくわくしていないまま仕事に就いてしまった
- 自分が戦うフィールドはここではないという直感に気づいた
それぞれについて説明します
退職の理由①ブログ、ツイッターでやらかした
ことの始まりは9月中旬
ある金曜日の業務終わりに、課長から個室へ呼び出される。
うちの病院は基本的に副業が禁止なこともあり、ブログはこっそり続けていたんです。この呼び出される数日前、ブログのFacebookページに課長からいいねの通知がきたこともあり、ついにブログについて何か言われるんだろうなと覚悟して呼び出しに応じました。
呼び出された先で、課長が開口一番
「おもしろいものを見つけたんだけどさ」
と言って、スマホを取り出して僕のブログを開いて見せた。終わった、と思った。
ただ、今回の呼び出した目的はこれじゃないらしいく、更にブログを読み進めてツイッターのリンクを開く。
このときに呼び出されたのは、ツイッターで呟かれていた仕事や病院に対しての愚痴についてのことだった。
当該ツイートは削除してあるため、詳細については記憶を頼りにしか書けないが、特定の個人名を出してないのをいいことに、4月〜6月の自分が好き勝手に書きなぐっていた。
仕事に対しての愚痴や、プロブロガー、ノマドワーカーを志していた学生気分が抜けない自分が好き勝手に書きなぐっていた。
我ながらアホだと思った。
問題ありまくりのツイート集を丁寧にスクショしていたようで、しっかりと保存している画像を1枚1枚見せられた。
「お前、ここから挽回するには相当がんばらないといけないぞ」
「これからどうするか、週明けに答えを示してくれ」
正直、これを言われた時点で心は辞める方向に傾いていた。
部屋でどうするか悩んでいる時も、手は勝手に転職と新しい住処について調べていた。
これから働くにしても、この課長のもとでメンタルを平静に保って働けるか怪しいこと、後述する理学療法士に対しての強い興味がないことが決定打となり、新卒で入職した今の病院を退職することにした。
週明けの業務終わり、課長には退職する意向を伝え、9月中に退職届を提出した。
退職の理由②理学療法士自体に心の底から興味を抱いていない状態で仕事に就いてしまった
理学療法士ってどんな仕事をしているか皆さんあまりご存知ないですよね?
簡単に言うとリハビリの先生なんですが、身体のことを取り扱っている職業なので常に勉強は欠かせません。
リハビリと言うと、ただ単にマッサージしたり筋トレしたりする仕事だと思われがちですが、そういうわけではないのです。
健康な方ばかりが対象ではなく、術後すぐの体調が不安定な方、糖尿病や高血圧、各種心疾患や内部疾患を抱えた方を相手にすることもあり、他人を命を預かる仕事でもあります。
リハビリする時期にもよりますが、自分自身の治療が、患者さんの今後の人生にダイレクトで影響するという責任がのしかかってきます。
かなり大変な仕事であるので、世間的にはかなり良い給料をもらっていると思われがちですが実際はそうではなく、普通の会社員の方々とほぼ変わりありません。
治療の優劣で報酬が左右されるわけでもなく、職員は勤続年数で昇給する以外はほぼ平等。
食いっぱぐれることはありませんが、給料の大きなアップは見込めないのが理学療法士です。
学生の頃にブログで一瞬でも会社員の月給程度の報酬を得た経験もあり、理学療法士という仕事に疑問を抱いていました。
なんでこんなに勉強して、こんなにも他人の人生に関わっている職業なのに、普通の会社員と給料が変わらないんだろう。
しかも、勉強を重ねればいけない職種なのに、教材や勉強会の費用が高すぎる。医療関係の専門書は5,000円どころか平気で1万円近くする本がごろごろ転がっています。
それなのに給料は通常の会社員並なので、本気で勉強しようと思ったら投資額がえらいことになります。ただ、給料の体系的に本業で回収することは困難なので、セミナーを開いたり、講師としてお呼ばれしたり、自身で治療院やジムを開業する形でしか投資額を回収できません。
「だったら一般企業に就職すればよかったじゃないか」って思うかもしれまんせん。そのとおりです。
自分が理学療法士に対して違和感を感じたのは大学3年の1月から始まった6週間×3回に渡って行った実習の真っ最中。
世間的には就活のブームはやや過ぎています。
実習があって就活する時間がなかったこと、実習期間で稼げなくてお金がなくて青森から抜け出せなかったことと言い訳にして就活から逃げていました。
働くということについて真剣に考えることも放棄した結果が今回のそもそもの原因だと思っています。正直なところ、これといった志もなく惰性で理学療法士の職に就いていました。
前述した通り、課長からは考える時間をいただきました。
自分のこれからについて、本当はどんな仕事がしたいのか、どういう生き方をしていきたいのか、いろんなことを考えました。めちゃくちゃ考え抜いた結果が、理学療法士を辞めるという選択でした。
退職の理由③”自分が戦うフィールドはここではない”という直感
いま働いている職場は、個々人の理学療法に対しての熱量が半端じゃなく、めちゃくちゃ勉強意欲の高い方々の集まりです。
前述したとおり、惰性で就職した身にとってはとんでもなくキツい環境です。
勉強時間だからといって定時を過ぎても2時間は帰れない。
学会発表へ向けて演題の準備となると、データ収集や抄録の作成、発表スライド作成で夜遅くまで残って作業。
大きな志がない自分にとっては精神的にかなり追い込まれていたと思います。
「志が高い人の中に、志が低い人間が混じっていると職場に迷惑がかかるし、何より自分が先に進めなくなる。」
科長から頂いた、考える時間の中で、この結論に至りました。
私自身、おもしろいと思ってしまえばとことん深くのめり込んでしまう性格をしていると思っています。ただ、理学療法はその存在になれなかった。
学生の頃から気づいていたはずなのに、ずっと目を背けていたんだと思います。
このまま特に深くのめり込む気がない仕事を惰性で続けていても、自分の人生にとって何のプラスにもならない。
職場の方々みたいに志高く、全リソースをぶち込んでも苦じゃない、苦労すらも楽しめる場所で自分と高めていきたい欲がどんどん深まりました。
これが、転職に至った大きな理由だと思います。
リハビリスタッフは、めちゃくちゃいい人が多くて、本当にお世話になりまくったので職場をディスるつもりは毛頭ありません。
職場がつらくてしんどくて、もうだめだっていうネガティブ要素たっぷりの退職よりかは自分自身をより高めていく環境に飛び込むっていうポジティブな退職のつもりです。
退職した後のこれからについて
専門職を離れて一般職に転職します
ひとまず理学療法士を離れて一般企業に転職します。大絶賛転職活動中です。
個人的に、マーケティングやメディア運営、人材関係の仕事がしたいなと思ってwantedly経由で、いくつかの企業にお話を伺いにいって、選考を受けています。
ただ、新卒で専門職に就いたこともあり、一般のお仕事では即戦力になれないため選考に進んでも内定は頂けていない現状です。
転職エージェントにも登録しましたが、落ちまくっていたので案件の案内も来なくなりました。笑
まともに就活をしてこなかった自分を今になって恨んでいます。笑
地元が岩手なんですが、実家には帰らずに引き続き関東で働きます。
いずれは地元の岩手もしくは地方で働きたいんですが、まだまだ力不足なので、もうちょっと関東で力をつけます。
再就職までの空き期間で旅に出ます
本当は1月からでも働きたいところなんですが、せっかくまとまった時間ができたので2〜3週間ほど旅に出ます。
ただ、学生の頃のようにバックパックを背負って青春18きっぷやヒッチハイクを組みわせて、という旅にせず、車で旅をします。
というのも、電車やヒッチハイクって旅のスタイルは自由っちゃ自由なんですが、巡れるのって結局は大きな駅の周辺とかバスでのアクセスが良好なところなんですよね。
日本の旅のおもしろい大部分は、電車とかバスで行くとめんどいところに転がっていると思ってて、今回はそれを探す旅にしようかなと!
旅する範囲は主に太平洋側の東海、中国、四国地方をメインに移動しようかなと。
おもしろい場所や食べ物などをご紹介いただければ最高に嬉しいですし、「僕と会ってみたい!」とか「うちに泊まってっていいよ!」みたいな連絡をいただければ泣いて喜びます。
めちゃめちゃ写真撮ります
今回の旅は、純粋に旅したりブログを書いたりしたいのはもちろんなんですが、特に写真を撮ることに力を入れたいと思っています。
今回の被写体で考えているのは「風景」と「町並み」
おもしろい方々に会いまくって、ポートレート撮りまくるのもありだなあって思いましたが、せっかく車っていう機動力抜群の旅スタイルなので、今回は風景をメインに撮ろうかなと。
町並みに関して、今まで通り、心の赴くままにシャッターを切ります。ただ今回は、シャッターを切る回数を今までの3倍くらいに増やせればいいなって感じです。
もちろんポートレート撮影もご依頼いただければ撮影しますので、ちょうどいいプロフィール写真がない方や記念写真が欲しい方は気軽のご相談ください!
今後の菅原にゆるっとご期待ください&支援のお願い
退職〜転職に至った流れをひとまず書き残しておこうと思って、気付いたら4,000字になろうとしています。
おそらく、この記事に関しても賛否両論あるかとは思われますが、いまの自分の気持ちには変わりありませんので悪しからず。
もし、応援したい!という方がいましたらpolcaでご支援いただければ幸いです。
ご支援いただいた方には、写真関係の用事であれば自分のスキルで対応可能な範囲で、無償にて撮影を承ります。また、旅の進捗状況をnoteまたはブログにて報告していこうかなと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。
2〜3週間ほど車で旅をします。旅費をご支援いただけると泣いて喜びます。
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