らくらくスマートフォンって実際何が優れているの?元ドコモショップ店員が解説

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みなさんはらくらくスマートフォンというスマホを知っていますか。

おそらく、名前は知っていたり、ご家族に使用者がいる場合には操作方法を尋ねられたことがある人も少なくないはず。

何を隠そう、僕は元ドコモショップ店員。らくらくスマートフォンを毎日のように販売して、操作案内をして、トラブルを解決してきました!

今回は、みなさんのらくらくスマートフォンとはどういうものなのかをしっかり味わってもらうための動画となっております!

らくらくスマートフォンを販売するくらいの勢いで解説していきますので、これから親御さんのスマホ選びの参考にしている方、現役のらくすまユーザーの参考になれば幸いです!

あとはドコモの販売員の方の参考にもなれば幸いです!

操作案内のコメントは受け付けていないので、そこんとこよろしくお願いします!

前半ではらくすまのスペックや概要について

後半部分ではらくすまの写真性能やベンチマーク、ちょっと便利な機能について解説します!

ぜひ最後までご覧になってください!

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らくらくスマートフォンのスペック概要

今回ご紹介するにはらくらくスマートフォン F-42Aという型番のやつで、撮影時点ではらくらくスマートフォンシリーズのフラッグシップとなっております。

らくらくスマートフォン F-42Aのスペックが以下の通り。

意味わからん方は後半まですっ飛ばしてください。

CPUSnapdragon450
OSAndroid 10
RAM3GB
ROM32GB
バッテリー2,110mAh
ディスプレイ約4.7インチ HD 有機EL(720×1,280)
カメラアウト 1,310万画素 CMOS裏面照射積層型
イン 500万画素 CMOS裏面照射型
通信速度受信時 最大150Mbps
送信時 最大50Mbps

価格は税込み41,976円 ※2021年12月31日時点

らくスマの魅力はスペックじゃない

スペックだけで見るなら、正直なところRedmi 9TとかOPPO A73とかを買った方が圧倒的におすすめではあるくらいには目も当てられない構成です。

これからもわかる通り、らくらくスマートフォンの魅力はスペックではありません。

ご年配の方のことを考えられて作られた操作性です。

らくらくスマートフォンの、操作性や機能面に関する魅力ご紹介します。

やさしいポイントがめっちゃあります

①画面が縦にしか推移しない

操作に迷うことがない

通常、スマホは横に動かすことが多くて、通知を見たりアプリ一覧に遷移するときは縦歩行に動かすじゃないですか。あとはネットサーフィンとかアプリを使用しているときか。

らくすまって基本的には横にスクロールする操作がありません。

縦方向に動かすことで統一されています。

ご年配の方に優しい設計です、、、!

F-42A以降は、スマホかんたんホームって機能で横の操作にできますが、これにするくらいなら普通のスマホ買ったほうがいいと思います。

②文字入力のスペースが大きい

なにかを選択するときにボタンや、文字入力のボタンが非常に大きいのがらくすまの特徴です。

指の皮が厚い人がいたり、細かい画面操作が苦手なご年配が多いため、この仕様になったと考えられます。

僕ら世代にとっては使いにくいですが、精細な操作が苦手な方にとっては押しやすいと思っています。

③強く押さないと操作が進まない仕様

らくすまのデフォルト設定は、軽くタップしただけではその先に進まない仕様になっています。

タップして、更に軽く押し込まないと反応しません。

これは設定を変えればタップしただけでも反応するようにもできるので、好みで調整してください。

脳の病気だったり加齢による何かしらで指が震えるご年配の方もいるため、そういった方々を考えて盛り込まれた仕様なのかなと思います。

あとはご操作の防止の意味合いもあるのかなって感じです。

僕が販売するときには、指の震えがあるかどうかは必ず確認してからら機種の選定をするようにしていました。

④ショートカットダイヤル

らくらくスマートフォンをはじめとして、ガラケーのらくらくホンや、ご年配の方むけの機種には必ず盛り込まれている機能です。

①番を押したら旦那さん、②番を押したら子供、③番を押したら家の電話

みたいな運用ができます

らくすま使用している方はらくらくホンを使用していることが多いので、短縮ダイヤルは非常に好評です。

ちなみに、シャープ製品などでも同様の短縮ダイヤルの設定ができますが、3つまでだったり番号で表示されなかったりします。

らくすまの場合は最大9個まで設定できますが、6つめ以降は横へのスクロールが必要なので、操作迷っちゃうのが少し悩みどころ。

⑤アプリがホーム画面から消せない仕様

通常、アプリを長押しして、iOSであれば×を押す、Androidであればアンインストールに移動させるとアプリの削除ができます。

らくすまの場合、ホーム画面上でのアプリ削除ができません。

削除の手順は動画を参照。

設定→アプリケーションの削除からのみ削除が実施できる。

誤ってLINEを削除したり、誤って重要なアプリを削除するとのちのち面倒なのでこの仕様にしたんでしょうね。

これが面倒と感じる人がいたら普通のAndroid買ったほうがいいです。

⑥花ノート

これ、意外と好評な機能なんですが、花の写真を撮ると名前を認識して記録してくれる機能です。

健康のためにウォーキングをしているらくすまユーザーはきっと多いハズ。

これgoogleレンズでも代用できるだろとかいうコメントがくるかと思いますが、ご年配の方の大多数はそんな機能使えんよ、、、

⑦らくらくホンセンター

これも意外と知られていないのが、らくらくスマートフォンユーザーであれば、らくらくホンセンターというサポートダイヤルが無料で使用できます。

らくらくホンセンター

15777(ドコモの携帯電話から)0120-6969-37(一般電話などから)受付時間 午前9時~午後8時(年中無休)

操作案内など、らくらくスマホに関わる相談を受けている部署になります。

ただ、操作案内は電話越しでの案内になるため、遠隔操作でのサポートが必要な場合には「あんしん遠隔サポート」を契約が必要になります。

遠隔サポートが必要な場合には対応部署が変わるので注意が必要です、

⑧何世代も変わらない操作感

実はF-03Kっていう3世代前のらくすまも発掘してきたんですが、画面を見てほしいんです。

まじでほぼなんもかわらん。

普通、スマホってアップデートのたびに操作画面ってめっちゃ変わるじゃないですか。

iPhoneだって4年も経てばガラッと変わりますよね。

らくすまの主な使用世代は高齢者の方であるため、変化への対応が手間という部分が考えられている設計になっています。

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らくらくスマートフォン F-42Aで撮影した写真

1枚目はアウトカメラ、2枚目はインカメラで撮影した写真。

逆光やばかったので表情が険しいのは勘弁してほしい。

色彩の表現がかなり乏しいのと、やはり写真の粗さが目立つ。

インカメラとかはもう目が当てられないレベルで粗い。初期のAndroidスマホか、、、?

カメラ機能はおまけ程度の機種なので、これは仕方ない。

結論:ご年配の方にしかおすすめできないスマホ

メッセージの送受信、電話でのやりとり、ちょっとした写真撮影ができれば十分、そんなスマホです。

僕が店員時代ての売り方として、ご高齢の方だけの世帯にはらくらくスマホをおすすめして、他のご家族と同居されている世帯にはAndroidなりiPhoneをおすすめしていました。

やっぱり操作方法を聞いたときに、気軽に教えてくれる機種のほうがいいじゃないですか。僕も携帯ショップ店員やってないとらくすまの操作方法なんて意味わからんっすもん。

ボク個人のスタンスとしては、らくスマ以外のAndroidを買ったほうが絶対に快適になるのでおすすめではあるんですが、この動画で使用したような機能が必要になるご年配の方が数多くいらっしゃるのもまた事実なので、よく理解した上で販売、購入すれば問題ないんじゃないでしょうか。

僕は正直そんなにおすすめではないです笑

来年の2月には5G対応のらくすまが登場するらしいのですが、はたしてこれは売れるんでしょうか、、、!

機種のスペック以外にも、5G専用プランでの契約が必要になるためdocomo with+シェアパックで使用している方の料金が高くなったりと、微妙な問題を抱えていますが、そこも含めて今後の動向が楽しみなところです。

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スガワラ

スガワラ

25歳会社員
旅と野球と写真について書いていたはずが、WiFiとガジェット中心のブログになってしまいました
YouTubeにて、もっと詳しく解説しています!

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