楽天モバイルがポケットWiFiをリリースしましたね!
楽天パンダが塗装されているし、実質無料で購入できるし、なんなら使用量も1年間無料だし、いいこと尽くしだし契約しちゃお!!1
って方もきっと多いはずですが、楽天の電波が確実に入る環境じゃないと購入はおすすめできません。
これは私個人の体験談なんですが、楽天の電波範囲内のはずなのに、実際に契約してみたら楽天の電波圏外でした。
楽天モバイルは、今のところ電波圏外だと「パートナーエリア」といっってauの電波を利用することができます。
パートナーエリアの範囲だと、1ヶ月あたり5GBまでしか利用できません。楽天回線の中であれば無制限なので、かなり損した気分に。
今回は、実体験をもとに、これから楽天回線を作ろうとしている方に向けた注意喚起の記事です。
- 楽天回線を作ったら無制限じゃなかった経験談
- 無制限で利用するために確認しておきたいこと
- 楽天回線を作るときに気をつけたいこと
目次
楽天回線のエリア内なのに楽天の電波が入らなかった
無制限の電波を目的に、どうせ1年間無料だしポケットWiFiがわりに使ってみよ〜〜〜〜〜!!!!!ってウッキウキで申し込んみました。
埼玉県のさいたま市に住んでいるので、そもそも楽天の電波はバリバリの圏内なことを楽天モバイル上のマップで確認しました。
サブ機として利用している、OPPO Reno3 AがちょうどよくSIMが2枚入るデュアルSIM端末だったので、これで運用しようとSIMだけ申し込みました。
実際にSIMが届いてスマホに挿してみました
よし、これで1年間無料の無制限ポケットWiFiゲットや!!!!
ん???

んんん!?!?!?!?!?!?!
まさかの自宅で入る電波がパートナー回線でした。つらい。
まさかと思って外に出て計測してみたところ、まさかの楽天回線に
僕が住んでいるところは、自宅だとパートナー回線、外だと楽天回線という結果になりました。
そもそも自宅には光回線があるので、無制限のポケットWiFiじゃなくても困らないんですが、地味にショックですよね…

楽天エリア内の判定でも、パートナー回線になることがある
楽天モバイルのサイト内には、楽天の電波が入るかどうかのマップが掲載されています。地域によって色分けされており、楽天の電波が入る場合には無制限、パートナーエリアの対象であれば月5GBで利用できます。
固定回線がある場合にあは5GBあれば足りますが、そもそもポケットWiFiとして使用したい場合にはエリア確認が必須になります。
とはいえ、楽天の回線エリアだったにも関わらず、楽天の電波が使えなかった僕のような人間もいると思いますので、楽天の電波に関する考察や前提知識などをまとめました
- 楽天回線の電波は壁に弱い?
- そもそも基地局が広がっていない
- パートナー回線でも1Mbpsの通信速度は使える
楽天回線の電波は壁に弱い?
楽天の電波帯って壁に弱いのかなっていう考察です。
今回のように外ではつながるけど、自宅の中だと使えないパターンって実は初めてじゃなくて、WiMAXでも同じことを味わった記憶があります。
WiMAXは電波の性質上、壁に弱いので家の中で弱いのは仕方ないのですが、まさかMNOの楽天で同じことが起きるとは….
大宮駅の地下にある埼京線ホームで計測したところ、パートナーエリアで電波を掴みました。バリバリの市街地でも楽天の電波が入らないため、おそらく壁に弱い電波なのかなって思いました。
今はパートナーエリアがあるからいいですが、これからどんどんパートナーエリアの接続が終了していくことを考えると、ガチで使いものにならない回線になることが容易に想像できますね…がんばってくれ…
そもそも基地局が広がっていない
そもそもなんですが、楽天の基地局自体が現状で圧倒的に足りていません。
基地局がそもそも足りていないので、使える電波も使えません。
都内ではすでにパートナーエリア回線が次々に終了していて、圏外になる地域が続出している様子です。
埼玉もこれから順次終了していくことを考えると恐ろしいなあ…
パートナー回線でも1Mbpsの通信速度は使える
楽天モバイルの特徴として、データ容量を使い切ったあとでも1Mbpsという速度で利用できるというのがあります。
そもそも無制限だと関係ない話なんですが、もし5GBを使い切ったとしても1Mbpsでの低速通信は可能です。
通常、スマホ回線の通信制限は128kbpsですので、それなりに使える速度です。
YouTubeの閲覧や、ネットサーフィン程度であれば問題なく行える速度です。これが使えるだけでもだいぶ大きい。
これから楽天モバイル回線を作るときに気をつけること
- 無制限で使いたい場合は、楽天の電波が入るかどうか情報を集める
- メイン回線ではなくて、サブ回線としての運用がおすすめ
- 端末も一緒に購入しておくのがおすすめ
無制限で使いたい場合は、楽天の電波が入るかどうか情報を集める
僕はマップ上だけで楽天回線が使えると決めつけて契約に至りましたが、Twitterなどを活用すれば自分の周りに地域で楽天回線が使えるかどうかは、ざっくり集めることができます。
エリアマップを過信せず、確実な情報を集めましょう。
メイン回線ではなくて、サブ回線としての運用がおすすめ
これまでの通り、とにかく接続に不安が大きいのが楽天回線。
1年間無料の甘い蜜に飛びついて、メイン回線を楽天にするのは本当におすすめしません。
あくまでサブ回線として、ポケットWiFi的な運用じゃないと、これからパートナーエリアが終了したときに自宅が圏外っていう自体に陥ります。
WiFiがあればLINE通話などはできますが、そもそも電話ができないって事態になりますからね…
端末も一緒に購入しておくのがおすすめ
楽天モバイルを新規契約する際には、スマホやルーターなどの端末も一緒に購入しておくことを強くおすすめします。
楽天モバイルでは定期的にセールをしていて、本体の購入をすると最大で15,000円くらいのいポイントが帰ってきます。
もし楽天モバイルで使わなくなったとしても、他のSIMカードをさしても使えるスマホですし、なんなら売ればお金にもなります。
即時の値引きではなく、実質としての負担金額としては割安でゲットすることができます。
端末も一緒に買っておきましょう….!!
最近のやつだと、OPPO A73やAQUOS sense4、OPPO Reno3 Aあたりがおすすめです。
楽天モバイル×楽天ひかりが最強すぎる件
楽天モバイルをWiFiルーター代わりに運用することができない地域では、楽天ひかりを目的として楽天モバイルを契約することをおすすめします。
実は楽天モバイルを契約していると、楽天ひかりの月額料金が1年間無料になります。
楽天ひかり自体は、NTTで提供しているフレッツ光の卸を受けているため、高品質な光ファイバーを利用可能です。
また、 iPv6といって、混雑に強いプロバイダ方式を採用しているため、安定して爆速で利用することができます。
環境によっては楽天モバイルの5〜10倍の速度で利用することができるため、光回線が引ける環境の場合には楽天ひかりの導入をおすすめします。
また、すでにフレッツ光やドコモ光、Softbank光などを引いている場合には、工事なしで楽天ひかりへの切り替えが可能です。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
楽天モバイルの今後に期待
ドコモがahamoを出してきたり、他の大手MNOでも次々と格安プランを出してきています。
楽天モバイルの性能自体は、他の会社と比べても遜色ないのですが、いかんせん電波が使える範囲が狭すぎる。
各所で議論されている通り、まずは電波の整備を早急に進めてほしいところ…!!