自宅に光回線を引いている人であれば必ず使っているであろう、Wi-Fiルーター。
僕自身は自宅の回線がそこまでごついものを契約していない、というか管理費込みで使っている現実。
安いルーターでも問題なく使えているので、特にこだわらなくていいかなと思った矢先、TP-LinkさんからWi-Fiルーターのご提供を頂いたので、ざっくり何が変わったかをレビューしていきます!
自宅のルーターを新調しようとしているひと、TP-Linkのルーターが気になる人の参考になれば幸いです。
目次
TP-Link Archer AX20とAX10をご提供いただきました
今回ご提供頂いたのはこちらの2機種
どちらもWi-Fi6に対応してて、ぶっちゃけ性能差はそこまで大きくないんですが、型番が新しいほうのAX20を今はメインで使用しています。
これ以前に使用していたのは、BUFFALOのこちらの機種
特に大きな不満もなく使用していましたが、ちょっといいルーターに変わったことで何が得られたか、何が変わらなかったのかをご紹介していきます。
TP-Linkのルーターが便利だったこと
- 2.4GHZと5GHzの電波を1つのSSIDにまとめられる
- アプリ管理なのがかなり便利
- 簡易NASの機能おもしろい
2.4GHZと5GHzの電波を1つのSSIDにまとめられる
通常、Wi-Fiルーターは2.4GHzの電波と5GHzの2種類を常に発していて、スマホやPCではどちらか片方のみしかキャッチして接続できません。

BUFFALOだと、上記のように2つの電波が出ています。
2.4GHZは障壁に強いけど速度はあまり出ない、5GHzは速度出るけど障壁には弱い周波数帯です。
TP-Linkも、初期設定では2種類のSSIDで飛ばされているんですが、Tetherという管理アプリに機器を登録するとSSIDを1つにまとめることができます。
1つのSSIDで2つの電波を自動で切り替えしてくれるため、自宅内でWi-Fiの電波が途切れることはほぼなくなりました。
アプリ管理なのがかなり便利
TP-Linkの製品はTetherという管理アプリで一括管理できるんですが、これがかなり便利。

Wi-Fiルーターを登録すると、Wi-Fiのパスワードをスマホから表示してQRコード化できたり、どの機器がルーターに接続しているかなど、細かい情報がアプリ上で可視化できます。
Wi-Fiのパスワードってルーターの裏に貼り付けてることが多いかと思いますが、これがアプリから確認できてしまうのでかなり便利になります。
このアプリで、スマートコネクトの機能のオンにすることで、先述したSSIDをまとめる機能を使うことができます。
簡易NASの機能おもしろい
かなりマニアックな機能ですが、手持ちのHDDをこのルーターに繋ぐことで簡易的なNASを組むことができます。
NASについての解説はGoogle先生に聞いてみてください。
本格的なNASを組むとなると10万円以上の出費がかさんでしまいますが、手持ちのHDDを繋ぐだけでNASが組めてしますので、NASの環境を試してみたい方におすすめ。
ただし、接続している間はHDDを常に稼働させることになってしまうため、下手したら寿命を削ることになってしまいかねません。
そこんとこ注意して使いましょう。
BUFFALOのほうが便利だったこと
- 縦置きのため配置しやすい
- シンプル
縦置きのため配置しやすい
BUFFALOのルーターは基本的に縦置きタイプのものが多いんでうが、TP-Linkは平置きのものが標準的です。
そのため、意外と設置スペースをとるデメリットがあります。
壁がけ等で回避はできますが、どうしてもスペースを確保しにくい場合にはBUFFALOのほうが優位になるかもしれません、、、、
使い勝手がシンプル
TP-Linkのルーターはガジェット好きからすると、いろんな機能使えてめちゃくちゃ楽しいんですが、ガジェットに興味がない場合には意味わからない機能多くて面倒に感じてしまうかもしれません。
両者の使い勝手でそこまで大きな違いはないのですが、もし機械に対して疎さを感じているのであればBUFFALOのほうがおすすめです。
ルーターのスペック上がったのにWi-Fiの速度が上がらなかった要因
今回の買い替えで、実はWi-Fiの速度が上がりませんでした。
性能的には最大速度が200Mbpsくらいは上がっているのと、Wi-Fi6に対応しているはずなのに、誤差と言っていいくらいにしか速度が上がりませんでした。
普通であれば速度が上がるはずなですが、僕の環境で速度が上がらなかった要因を簡単に考察したので同じことで悩んでいる方の参考になれば幸いです。
- プロバイダがiPv6を提供してない
- 建物の設備の問題
- 1Gbpsでの回線契約をしていない
プロバイダがIPv6を提供していない
契約している光回線のプロバイダがボトルネックとなって速度が上がらないパターンです。
最近だとNURO光が速度低下で話題になりましたが、あれもSo-netのプロバイダ性能が問題なって速度低下に至っています。
利用しているプロバイダがそもそも爆速で使えるものじゃないか、通信のプロトコルがIPv6に対応していなかったりすると速度が出にくい要因になります。
10年ほど前から同じ会社を使っていると、IPv6に対応しているプロバイダなのにIPV4のまま継続しているパターンもあります。その場合は、プロバイダに連絡すれば、特に費用なくIPv6対応の契約にしてくれるため、契約内容を確認してみましょう。
建物の設備上の問題
これは集合住宅の場合のお話です。
マンションやアパートなどの集合住宅の場合、1本の光ファイバーケーブルを複数の世帯で共有しています。
そのため、共有している世帯数が多いと通信の渋滞を起こして速度低下につながることが多々あります。
正直どうしようもないので諦めましょう。
どうしても早くしたい場合、一戸建て用のプランで自分の部屋にだけ独自のケーブルを引き込む手段をとれなくもないのですが、管理会社に許可をとる必要があったり、月額が高くなったりと面倒なことが多いのでおすすめしません。
これに関しては諦めましょう。
1Gbpsでの回線契約をしていない
かなり前からフレッツ光の契約を続けている場合、1GBpsの通信を使える建物のはずなのに100Mbpsや200Mbpsのままで契約しているケースがあります。
その場合、契約している光回線の会社に申し出れば2.200円の手数料だけで速度の変更ができます。
せっかく使える設備をフルで使わないのはもったいないので、速度の変更はしておきましょう。
回線業者に伝える場合、「品目変更」と伝えればわかるはずです。
AX20とAX10での使用感の違い
今回お借りしたのはAX20とAX10ですが、実は使い勝手やスペックに大きな差がありません。
違いがある部分が下記の3点になります。
2.4GHzの最大通信速度が異なる
AX20とAX10では、2.4GHzでの最大通信速度が異なります。
使用感に大きく影響を与えるほどではありませんが、ルーターは1階に設置してるけど、使用するのは2階のような環境では2.4GHzの速度が速いほうがおすすめです。
CPUのコアが1つ違う
搭載されているCPUのコア数が1個異なります。
複数の機器を接続した際に、それぞれに供給する電波の速度を損なわないように処理しているため、接続台数が多いほどコア数が多いほうが不便なく使えます。
背面にUSBポートが搭載されているかどうか
AX20にはUSBポートが搭載されており、これを利用して簡易NASを組むことができます。
簡易NASをどうしても使ってみたい場合にはAX20をおすすめします。
購入時点で価格の安い方がおすすめ
細かい違いはありますが、購入を検討したときにセール等で安くなっている方の購入がおすすめです。
商品の詳細は下記リンクよりご確認ください!